王翦の逃亡!?
<前回のあらすじ>
飛信隊が新兵古参混じって飲みながら昔の信の話をしている。
仁は手の震えが止まらないが河了貂の励ましで立ち直り淡の元へ。
王翦本軍が混乱。麻鉱を含め王翦将軍が列尾から消えていた。
消えた王翦ですが、
この列尾に仕掛けられた罠をいち早く見抜いていました。
それで逃亡したってことはないでしょうが、
王翦が夜中に城を出てまで何かをしなければならなかったということですね。
それほど事態は火球ということなのでしょう。
ナレーションでも、
昌平君の作戦が崩れていくことが書かれていたので、
ここから先は王翦の臨機応変な作戦が秦の全軍の命を預かることになりそうですね。
列尾を放棄する!?
ここを兵站の拠点とする予定だったのでしょうが、
残念ながら何らかの策が講じられており、
それが不可能になった様子です。
それならば、
ここにじっと留まっていても仕方ないですね。
しかし、
公孫龍将軍はそれを察知して後方で陣を構えています。
王都圏から集められた兵力はおよそ10万といったところ。
真正面からぶつかっても秦軍は20万なので、
数でも圧倒しています。
そして、
率いる武将たちも歴戦の猛者。
おそらくは公孫龍将軍だけでは歯が立たないのはほぼ間違いありません。
とはいえ、
列尾と同じように半日で壊滅させられる数ではないのも事実。
そこで時間を使ってしまえば、
李牧が戻ってくる可能性も高いですね。
時間がかかれば、
兵站を分断サれた時の痛手は秦軍を貫きます。
これは、
数が多いほうが危険といえますね。
数を減らす!?
兵糧の数を減らすためには、
やはり軍の編成を減らすのが一番でしょう。
ただ、
減らしてしまえば、
鄴を討つ力まで失ってしまう可能性がありますね。
最小限の軍隊で、
また速攻をかけて一気に鄴を落とすのか。
とはいえ、
鄴は要塞都市と呼ばれる場所でもあります。
少数で容易に落ちるはずもないでしょう。
だからこその、
三武将の連合軍であり、
20万の大軍な訳です。
減らすとして、
鄴までかなり距離のあるこの列尾ではないでしょう。
閼与へ!?
閼与の戦いはかなり有名ですが、
これは王翦が誰かと戦ったものではないですね。
趙奢と胡昜の戦い。
鄴攻めからはかなり前になりますが、
胡昜といえば昌平君の師匠。
そして、
趙奢は廉頗と同じ三大天だった人物です。
その閼与を王翦が落としたという史実があります。
これは鄴攻めと同時期なので、
列尾から黄河沿いを攻める進路を変更するのでしょう。
そして、
山側の閼与から攻める。
要するに、
過去の六大将軍で昌平君の師匠が失敗した進路で、
鄴を攻め落とそうというものです。
果たして、
六大将軍級の王翦と新三大天の李牧の戦い。
趙奢VS胡昜のようにはいかないでしょう。
(トップ画 キングダム 502話 引用)
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