李牧の超攻撃陣形である大鶴の意図が読み取れない王翦の展開になったキングダム604話。
(ヤンジャン2019年NO.29掲載)
倉央も田里弥もよく戦えているが現実に何を意味した陣形でどんな策が練られているのか分からなければ攻略は困難。
王翦は必死に考えている状況と言える。
また右の戦場では命令を無視した尭雲が飛信隊たちの前に立ちはだかっている。
簡単に李牧の元には行けない状況ではあるが、渕副長を中心に突破力を強めて進軍している。
現状も飛信隊は強いままではあるが河了貂から見ても羌瘣と信の体力が限界なのは目に見えて分かる。
我呂たちが信の前に立って一度回復させようとする。
ここで尭雲に発見されてしまう。
最悪の展開にも見えるがどんな対応を見せるのか。
キングダム604話では右軍の動きと中央軍の動きが中心に描かれる事になった。
キングダム604話 王翦中央と李牧中央の激突
田里弥は真正面からの攻撃が強い武将ではなく戦術で勝利するタイプの武将。
知略タイプと言っていい。
しかし李牧側の将もまた知略型と見て間違いない。
攻めても受け流される様子に大鶴が示す陣形の意味を明確に汲み取る必要があると田里弥も感じている。
倉央は突破力が高い武将と言える。
その強さに一時李牧軍は驚くがそれでも大鶴そのものの優位が変わる事はない。
この陣形を見て王翦は何を考えるのか。
現状はまだ何も分からずにいる王翦に見えるがすでに謎を解明しているのだろうか。
傅抵も秦国軍がこの大鶴の持つ謎を解けなければ趙軍の敗北はないと考えている様子。
それだけ強力な攻撃陣形となれば李牧がタイミングを見て号令をかければ一気に王翦中央が壊滅する可能性もあるのか。
信と羌瘣は限界
尭雲が残って攻めてきた趙左翼と秦右翼の戦。
河了貂が見ても飛信隊の突破力は高く趙左翼を叩いている。
しかし信と羌瘣がすでに趙峩龍の戦で限界で昨日の様な鬼気迫るものではなくなっている。
力尽きるとまではいかないが必要な戦闘に向けて信と羌瘣を休ませる必要があるだろう。
我呂が信の前に立ってまず休ませる。
これを繰り返さなければ李牧中央に辿りついてもすでに信と羌瘣が使い物にならなくなっていたら意味がない。
龐煖の一件も考えるとここで尭雲を倒している余力はないだろう。
信がバテている所で尭雲軍に居場所がバレてしまう。
そして尭雲は雷雲を引き連れて信討ちに向かおうとするがそこに現れたのが王賁だった。
王賁が尭雲を討つのか
王賁と番陽を含めた玉鳳隊が尭雲めがけて突破してくる。
信の元に向かおうとした所だったが王賁は自ら現れる。
尭雲は藺相如の言葉を思い出しながら信の元に首を取ろうとした。
勿論王賁も取るべき首の一つ。
迫りくる王賁の姿を見て尭雲は何を思うのか。
王賁の体力もまた病み上がりと言う事も考えるとかなり弱っているはず。
しかし尭雲を討つ為に昨日の一日を休息に使っていたのだとすれば一対一で戦えるレベルまで回復しているのかもしれない。
今の信と羌瘣で尭雲を討つのが難しいのであれば、ここは王賁が尭雲を討つしかない。
キングダム605話では尭雲と王賁の一騎打ちが見られるのか。
それとも李牧軍の大鶴が示す力の強さを見せつけられる展開となるのか。
キングダム605話は尭雲VS王賁
王賁が尭雲の元に向かっている。
顔には力がみなぎっている様に見えた。
体力が不足して馬の上にいるのが限界な王賁ではないのだろう。
功績から見ても王賁は今回の三人の中で最も薄いと言える。
ここで藺相如の武力そのものと言える尭雲を討てば一気に大功となる。
また一度は瀕死に追い込まれた相手だけに王賁がやられたまま引き下がるはずもない。
尭雲を討ち取って信と羌瘣を李牧の元に運び込めるのか。
王翦も李牧の大鶴の能力を見た上で対応策を考えているはず。
どんな策が講じられるのかを紐解かなければ王翦中央も抜かれる結果に成りかねない。
互いに時間の限界を争う戦いとなっている。
キングダム605話もまた右軍と中央軍での展開が見える事になるのだろう。
尭雲は十五日目に死ぬ
王賁は史実でもエリート!
田里弥と倉央の強さとは?
朱景様は史実にいない!?
王翦は王賁を実の子と思っている
河了貂は梟鳴の生き残り!
李牧の最期は史実と違う!?